患者さんの不安のしっかり受け止める受け皿になるには

こんにちは♪

関わる人をしく健幸にする

剤師コーチこじゆきです!

 

不安な気持ちの受け皿はどこに

 

ちょっとびっくりしたお話しをお聞きしました。

ある病院にでのできごとだそうです。

 

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40度近い高熱がでて親後さんと受診した子供さん。検査の結果、インフルエンザ陽性でタミフルが処方されたとのこと。その後、説明を受けて薬を受け取り帰宅。
その3日後に再受診。
なんと40度以上の高熱が3日間続いているとのこと。
しかも、タミフルは異常行動を起こすから子供に飲ませなかったと。
その話を聞いて医師は激怒し、とりあえずタミフルを服用しはじめた。

 

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このお話。

なんだか突っ込みどころがたくさんありそうです。

 

一番、私が猛烈につっこみたいのは

タミフルは異常行動を起こすから子供に飲ませなかった。

 という部分。

 

クスリにはリスクがある。

副作用があるし、絶対ないなんていえない。

これは事実

 

だけど、症状を比べてメリットがある場合に使用する。

だからこそ薬剤師っていう職業がある

 

 

この子の親御さんが薬の副作用に対して

持っていた不安感や恐怖感に

服薬指導した薬剤師が

または、院内調剤では医師が

きちんとコミュニケーションをとって

その気持ちに気づくべきだった。

 

私はそう感じました。

 

怒る医師も医師だなと・・・

思いましたね、この場合。

 

詳細はわかりませんが。

  

「服薬指導」=「傾聴」

 

服薬指導にコーチングの考え方を応用すると

大切なのって傾聴のスキルです。

 

傾聴とは耳を傾けて熱心にきくこと。

 

もっと簡単に言うと

 

話し手の方のお話しを

そのまま受け止めながら聞くことです。

 

 

例えば、患者さんに

「この薬大丈夫かな・・・?」と言われたら

 

「効果はこうで、飲み方はこうで・・副作用はこうで・・」

「だからきちんと飲んでくださいね!わかりましたか?」と

 

マシンガン指導をするのではなく

 

「少し不安があるんですね」

というような言葉で

患者さんが話したいことをそのまま受け止め

話したいように話させてあげる

空気をつくってあげる。

 

こんな感じです。

 

 

傾聴スキル+俯瞰スキル

 

傾聴スキルだけでなく

俯瞰のスキルもあわせて繰り出すと

もっと深く相手の事を考える事ができます。

 

俯瞰とはちょっと引いて相手を見る事

 

声のトーンはもちろん

相手の表情や

全体的な雰囲気をみます。

 

これで、不安そうな雰囲気を感じれば

指導をさっさと終わらそうとはせず

なぜそのような感じなのかを

掘り下げていくことができます。